試合記録 - 崎玉戦

■西浦vs崎玉 全国高等学校野球選手権埼玉大会 3回戦

 ◇7月18日 第 試合  川越初雁球場
 ◇一塁側:西浦高校
 ◇三塁側:崎玉高校
 ◇審判: (球) (塁)


  (アフタヌーン2006年7月号〜2006年12月号)(単行本9〜10巻)(試合終了)

RHE
崎 玉
西 浦 X 10


◆打撃内容

崎玉

打順ポジション選手名学年背番号投・打 1回 2回 3回 4回 5回 6回 7回 8回 9回
(右)田中 光照2年右・右 遊ゴ 左飛三ゴ
(三)杉田 亨1年右・右 二直 中安三振
(左)古沢 淳2年右・右 一ゴ 三邪一飛
(遊)小山 大樹3年右・右 投飛 三安 遊飛
(捕)佐倉 大地1年右・右 敬遠 敬遠 中飛
(中)上村 良一2年右・右 遊併 二飛 三振
(二)原田 玲一2年右・右 遊ゴ 一ゴ
(一)沢村 真人2年右・右 三ゴ 一ゴ
(投)市原 豊2年 右飛 一邪
  崎玉のキャラクタープロフ一覧は →キャラクターリスト:崎玉
  打撃結果の一部がマンガとアニメで違っています。 詳しくはこちら →原作とアニメの違い

西浦

打順ポジション選手名学年背番号投・打 1回 2回 3回 4回 5回 6回 7回 8回 9回
(一)田島 悠一郎1年右・ 三安?三安 三失一ギ
(二)栄口 勇人1年右・右 ?ギ中安 四球?ギ
(三)泉 孝介1年右・ 右3中安 遊ゴ敬遠
(中)花井 梓1年右・右 ?ギ右飛 三振中2
(遊)巣山 尚治1年右・右 三振中安 四球
(捕)阿部 隆也1年右・右 中安四球 三振
(右)沖 一利1年 ?ギ捕併 三振
(左)水谷 文貴1年右・右 四球 右安三振
(投)三橋 廉1年右・ 三ゴ 捕飛左安
 ※泉の打席: 市原が左投手なので、泉は右打席に入っています。 3回の2打席目だけ、左打席に入りました。
  西浦のキャラクタープロフ一覧は →キャラクターリスト:西浦

投・打の赤字:左  ヒット  赤字:打点
イニング回の部分をクリックすると試合経過の各イニングに飛びます。

◆投手成績

投手 投球回打者数投球数 被安打奪三振四球死球失点
西浦三橋 72441~ 22200
崎玉市原 63168~ 105508
 ※投球数は正確な数がわからないため、最少の場合で計算しています。
  詳しくは、ページ下部の →イニングごとの投球数 を参照してください。


◆記録

三塁打泉 (1回)
二塁打花井 (6回)
盗塁阿部 (2回)

残塁西浦 5  崎玉 3

◆試合経過

1回表 【崎玉】 1番田中 1球目をショートゴロ。 一死。
【崎玉】 2番杉田 1球目(?)、セカンド栄口がジャンプ一番、打球をキャッチ。 セカンドライナー。 二死。
【崎玉】 3番古沢 1球目(?)、ファーストゴロ。
三者凡退、3アウトチェンジ。
1回裏 【西浦】 1番田島 セーフティバント成功!
1球目、サード方向へ打球を転がし、セーフティバント成功! 無死一塁。
【西浦】 2番栄口 送りバント成功。
モモカンの指示で1ストライクまでは待つ。
1球目ボール。 一塁ベースから少し離れた田島を刺そうと佐倉が牽制球。 田島はすぐに塁に戻り、セーフ。
2球目ストライク。 田島は盗塁をしかけるも、佐倉の二塁送球の早さにアウトになると考え一塁へ帰塁。
カウント1-1。 モモカンからバントのサイン。
3球目送りバント成功。 一死二塁。
【西浦】 3番泉 タイムリースリーベース!
1球目、外にはずした球をうまく流し打ちしてライト線際へスリーベースヒット!
二塁走者田島がホームに帰り、西浦先制点。 一死三塁。
【西浦】 4番花井 スクイズ成功!
1球目、ヒッティングの構えからバント。  崎玉がスクイズ無警戒の中、うまく打球を転がしてスクイズ成功!
三塁走者泉が帰り、西浦 2点目。 二死。
【西浦】 5番巣山 ?球目スクリューを見逃し三振。
3アウトチェンジ。
2回表 【崎玉】 4番小山 1球目ピッチャーフライ。 一死。
【崎玉】 5番佐倉 敬遠のフォアボール。 一死一塁。
【崎玉】 6番上村 1球目をショートゴロ。 6-4-3のダブルプレー。
3アウトチェンジ。
2回裏 【西浦】 6番阿部 センター前ヒット!
外(ボール)、内(ストライク)ときたから最後の外(スクリュー)を生かすためにもう1球内、と読み、センター前ヒット! 無死一塁。
【西浦】 7番沖 送りバント成功。
モモカンの指示により、1球目一塁走者阿部、盗塁。 無死二塁。 沖、バントを決め、一死三塁。
【西浦】 8番水谷 フォアボール。
スクイズを警戒して1球目はずし、ボール。
2球目バントの構えをした水谷につられボール。
3、4球目もボール。 フォアボール。 一死一、三塁。
【西浦】 9番三橋 サードゴロ。
1球目ストレート(?)空振り。
2球目低目の球をサードへライナーを打つが、サード杉田がボールをこぼす。
一塁走者水谷、戻りかけるも二塁へ進塁、セーフ。
杉田は一塁へ送球、バッターランナー三橋はヘッドスライディングするもアウト。二死二、三塁。
【崎玉】 崎玉、守備のタイム。
【西浦】 1番田島 
1球目、サードへセーフティバント。
三塁走者阿部が帰り、西浦 3点目
サード杉田は佐倉の指示で一塁へ送球するが、一塁は間に合わないと判断したファースト沢村が前へ出て送球をカット、ホームへ送球。
三塁を蹴ってホームへ向かった二塁走者水谷はホームタッチアウト。
3アウトチェンジ。 一者残塁。
3回表 【崎玉】 7番原田 ショートゴロ。 一死。
【崎玉】 8番沢村 サードゴロ。 二死。
【崎玉】 9番市原 ライトフライ。
三者凡退、3アウトチェンジ。
3回裏 【西浦】 2番栄口 ヒット!
初球、セカンドの横を抜けるヒット! 無死一塁。
【西浦】 3番泉 センター前ヒット!
第1打席では右に入ったが、ここでは左打席に入る。
1球目、甘い球をセンター前へ運ぶ! 無死一、二塁。
【西浦】 4番花井 ライトフライ。
1球目、外低目の球を打ち上げ、ライトフライ。 一死一、二塁。
【西浦】 5番巣山 センター前ヒット!
1球目?、投手の横を抜けるヒット! 一死満塁。
【西浦】 6番阿部 フォアボール。
押し出しのフォアボール。 4点目。 なおも一死満塁。
【崎玉】 守備のタイム。
【西浦】 7番沖 スクイズ失敗。
1球目モモカンのサインにより見送り、ストライク。
2球目モモカンのサインによりバントするも球の勢いをころしすぎ、キャッチャー佐倉が捕球、
ホームベースを踏まれ、さらに一塁への送球も早くダブルプレー。
3アウトチェンジ、二者残塁。
4回表 【崎玉】 1番田中 レフトフライ。
?球目レフトフライ。 一死。
【崎玉】 2番杉田 センター前ヒット!
1球目空振り。 2球目、思い切り振りぬきセンター前ヒット! 一死一塁。
【崎玉】 3番古沢 バント失敗。
1球目、真ん中高目のまっすぐをバントするも失敗、サードファールフライ。 二死一塁。
【崎玉】 4番小山 内野安打!
1球目外のまっすぐを見送り、ストライク。 2球目外に外したカーブを見送り、ボール。
3球目高めの球をキャッチャー後方へファール。
4球目内角ベルト高、ストライクからボールになるシュートをバットの根本にあてて打球はサードへ。
バウンドが高くボールがなかなか落ちてこなかったためにサード泉が送球できずセーフ。 二死一、二塁。
【崎玉】 5番佐倉 敬遠。
キャッチャー立ち上がりフォアボール。 二死満塁。
【崎玉】 6番上村 セカンドフライ。
1球目?、打ち上げてしまいセカンドフライ。
3アウトチェンジ、三者残塁。
4回裏 【西浦】 8番水谷 ライト前ヒット!
1球目?、ストレートをライト前ヒット! 無死一塁。
【西浦】 9番三橋 キャッチャーフライ。
モモカンからバントのサイン。 1球目送りバントを試みるも打ち上げてしまい、キャッチャーフライ。 一死一塁。
【西浦】 1番田島 エラーで出塁。
1球目サード方向へセーフティバントを試みるも、一塁へはぎりぎり間に合わないタイミングだったが、
サード杉田の一塁送球が逸れてしまい、田島はセーフ。
その間に一塁走者水谷は三塁まで進塁。
記録は犠牲バントとサードのエラー。 一死一、三塁。
【西浦】 2番栄口 フォアボール。 一死満塁。
【西浦】 3番泉 ショートゴロ。
右打席に入る。 1球目スクリューを見逃し、ストライク。 2球目外へはずしたスクリューを空振り、ストライク。
3球目速いストレートを打つも打球はショート正面へ、小山は二塁送球はあきらめ一塁へ送球、アウト。
この間に三塁走者水谷がホームイン、5点目
更に二塁走者田島もホームへ走り、一塁から本塁へ送球されるも田島はタッチをかいくぐり、更に1点追加、6点目。 二死二塁。
【西浦】 4番花井 三振。
1球目、外高めに外れたボールを空振り、ストライク。 2球目空振り。 3球目空振り、三振。
3アウトチェンジ、一者残塁。
5回表 【崎玉】 7番原田 ファーストゴロ。
1球目セーフティバントを試みるも、田島が前進して捕球、三橋にグラブトスして三橋からの一塁送球が間に合い、アウト。 一死。
【崎玉】 8番沢村 ファーストゴロ。
1球目外へ逃げるカーブをバットの先にあてて転がすも田島が捕球、
送球できない田島は一塁カバーへ入った栄口に送球せず、一塁へ自ら滑り込み、アウトにする。 二死。
【崎玉】 9番市原 ファーストファールフライ。
1球目、思い切り振りぬくが打球は一塁フェンスぎりぎりのところへ。ファールになると思われたが
田島がフェンスを蹴って打球をジャンピングキャッチ。
三者凡退、3アウトチェンジ。
5回裏 【西浦】 5番巣山 フォアボールで出塁(そのうち最後の2球はスクリュー)。 無死一塁。
【西浦】 6番阿部 三振。
モモカンから送りバントのサイン。
1球目スクリュー、ファールになってしまいバント失敗。 2球目スクリュー、阿部は手が出ず、カウント2-0。 ここまでスクリュー4連続。
3球目、阿部は振りに出るもファウルチップを直接佐倉に捕球されて三振。 一死一塁。
【西浦】 7番沖 三振。
1球目スクリューを空振り。 2球目スクリューをまた空振り。 カウント2-0。 巣山から数えて7球連続スクリュー。
3球目スクリュー、きわどいコースで沖はバットを止めたが、コースが決まりストライク、三振。 二死一塁。
【西浦】 8番水谷 スクリューを見逃し三振。
3アウトチェンジ、一者残塁。
6回表 【崎玉】 1番田中 サードゴロ。 一死。
【崎玉】 2番杉田 空振り三振。 二死。
【崎玉】 3番古沢 ファーストフライ。
三者凡退、3アウトチェンジ。
6回裏 【西浦】 9番三橋 レフト前ヒット!
モモカンの読みはスクリュー。 ベースにかぶさる三橋を嫌がり、市原のコントロールは外へ寄り気味に。
1球目外角スクリューを見送り、ボール。 2球目外角スクリューを見送り、ボール。
3球目、三橋は市原の配球を読んで、外角ストレートを狙い打ち。 ショートの頭上を越えるヒット! 無死一塁。
【西浦】 1番田島 送りバント成功。
モモカンから送りバントのサイン。 崎玉は田島の故障に気づいたことからバントしかないと前進守備。
1球目、スクリューを送りバント成功。 一死二塁。
【西浦】 2番栄口 送りバント成功。
1球目ストレートを送りバント成功。 二死三塁。
【西浦】 3番泉 敬遠。
キャッチャーが立ち上がりフォアボール。 二死一三塁。
【西浦】 4番花井 2点タイムリーヒット!
花井は1球目はまず見ることに、1球目スクリュー、ストライク。
2球目、スクリューに狙いを絞る。 2球目スクリューをとらえ、センターの頭上を越えるタイムリーヒット!
三塁走者三橋が帰り、7点目。 一塁走者泉も本塁突入、ホームへの返球が間に合わず8点目
花井は三塁を狙うもキャッチャーからの好送球によりアウト。
3アウトチェンジ。
7回表 【崎玉】 4番小山 1球目振りぬくもショートフライ。 一死。
【崎玉】 5番佐倉 1球目、速いまっすぐをフェンスぎりぎりのセンターフライ。 二死。
【崎玉】 6番上村 ?球目、スライダー(?)を見逃し三振。
3アウト。
崎玉 0-8 西浦 で試合終了。 大会規定により、7回コールド。

埼玉県高等学校野球連盟 大会規定 http://www2.ttcn.ne.jp/~sai-kouyaren/kitei/tkitei.pdf
●次の場合はコールドゲームとする。但し決勝戦には適用しない。
・5回以後10点差と7回以後7点差の得点差の場合。
・降雨、日没等の天候状態による場合は、7回完了、或は先攻チームが7回終わった得点より後攻チームの6回までの得点が多い場合
 (それ以前の打切りの場合は再試合とする。)




◇イニングごとの投球数

 ※省略されている打席が多いため、正確な投球数はわかりません。
  とりあえず細かい描写の無いものは 三振は3球、ヒットやゴロなどは1球として最少の球数を数えています。
  実際の球数はもっと多いと思われます。


1回2回3回4回5回 6回7回 合計
西浦三橋 3~63~13~3 5~5~ 41~
回ごとの合計 9~12~(15)28~31~ 36~41~
 ※三橋の投球数:3回までで15球(2006年10月号のモモカンのセリフより)なので
  1〜3回の数えた分は12球ですが、15球に置き換えて合計数を出しました。


1回2回3回4回5回 6回7回 合計
崎玉市原 9~1210~13~13~ 11- 68~
回ごとの合計 21~31~44~57~ 68~



◇崎玉戦の試合内容について

崎玉戦の試合内容について、データサイトと当サイトで一部違いがあります。
(田島4回裏第3打席、巣山5回裏第3打席)


・田島4回裏第3打席
田島が3度目のセーフティバントを試みる場面、
データサイトでは「三安」(サードへの内野安打)、当サイトでは「三失」(サードのエラーによる出塁)となっています。

当サイトでは、10巻p99の1コマ目で、崎玉のサード杉田の一塁送球が一塁手の頭上を大きく越えていっている時点で
田島の足が一塁ベースに届いていないため、悪送球が無ければアウトになっていたと判断し、三失としました。

ただ、この場面の描写は読者によって判断が分かれるようです。
(悪送球ではなかったとしても、あのタイミングならセーフになっていたと考えて、内野安打とする)

バントで走者を進めることに成功し、打球を処理した野手が悪送球して打者が出塁した場合、犠打は成功とみなされる、また失策も記録されるそうなので
田島のこの打席は「犠牲バント成功&サードのエラーによる出塁」と判断しました。

・巣山5回裏第3打席
データサイトでは「?」となっており、打率などのデータは「安打」と仮定して出してあります。
当サイトでは「四球」となっています。

データサイトの崎玉戦試合データはアフタヌーン掲載時の描写をもとに作られており、
当サイトは単行本9、10巻の描写を元にしています。
アフタヌーン2006年11月号では巣山の第3打席の描写がありませんでした。
阿部、沖、水谷の三振の様子だけが描かれていたため、巣山はなんらかの内容で出塁したということだけが推測できる状態でした。
そのため、データサイトでは上記のような表記になっています。

単行本10巻のp152の2コマ目(巣山の四球)からp156の3コマ目(さすがにスクリューはないでしょう)まで描きおろしです。
アフタ11月号では、花井の「口実さがしてんじゃねェんだよ」の次のコマが阿部のファウルチップを大地が捕るコマでした。
その間の巣山の打席と、阿部がバントを失敗する一連の描写が描きおろしになります。
(また、その後の沖の打席でのモノローグも描きおろしにあわせて一部変更になっています)




◇原作とアニメの違い

・3回表、崎玉7番原田の打撃結果
3回表、崎玉7番原田の打撃結果が、漫画(10巻p38)では「ショートゴロ」となっていますが、アニメ(2期4話)ではフライになっていました。
また、アニメのこのシーンで捕球している選手が、顔は泉で髪の色が水谷になっていました(TV放映時。DVDは確認していません)。
泉ならサードフライ、水谷ならレフトフライです。
角川書店から刊行された『おおきく振りかぶって熱闘グラフ』ではレフトフライになっているので、角川編集部は水谷と判断したようです。
当サイトは原作の描写を元にしていますので、この打席は「ショートゴロ」としています。





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